占い師に視てもらえることは多様にありますし、占い師によって得意とする「占術」も異なります。
そのため、これから相談することを視てもらうためには、どういった占術が最適なのかということを相談者自身が把握しておくことも大切です。
尚、相談者のためだと常に考えている占い師であれば自身の占術に相談内容が合っているかどうかを見極めて、
もし合っていないようであればほかの占術や占い師を紹介してくれることもあるでしょう。
以下は、占い師が得意としている占術の主な４つの種類についてです。
 

占いの種類「命・卜・相・霊」

占い師に視てもらえることはさまざまですが、「命（めい）」、「卜（ぼく）」、「相（そう）」、「霊（れい）」という４つ種類があることを
まずは基本として覚えておきましょう。
特に、はじめて占いを受けるというときにはこれら占術の種類を事前に把握して、ご自身の相談内容に合った占術を見つけることが大切になります。
 
「命」は、四柱推命や六星占術、西洋占星術などの占術があり、生年月日や出生地など変わることのない情報をもとに統計学的に結果を導き出す占いのことです。先天的に生まれ持っている性格や運気などを知ることができて、これらの情報をもとに相性を鑑定するといったことが可能です。
その一方で、気になる相手の気持ちや恋が成熟するのか否か、といったはっきりとした答えを導くことができません。
 
「卜」には、タロット占いや水晶占い、ルーン占い、易などの占術があります。命のような変わることのない情報をもとに結果を導き出す占いとは異なり、
偶然から意味や答えを導き出す占いのことをいいます。
気になる相手の考えや自分に対する気持ち、さらには近い過去や近い未来といった流動性のある相談に向いている占いです。
タロット占いなどそのときに偶然出たカードを用いて占うことから、
相談者の話やカードの結果をもとに適切なアドバイスができるかは占い師の力量にかかっているともいえます。
 
「相」は、手相占いや人相占い、風水、夢占いなどの占術があり、ものの見た目やそのときの状況などから性格や今後の運勢などを知ることができる占いです。
たとえば手相は、常に変化するものであることからその時に見た内容がすべてはなく、今後も変わりゆく変動型といった特質ももっています。
そのため、占い師はそのときの状況に合わせて人生の転機や開運を導くための方法、健康状態などを占うことができます。
占い師は、その鑑定結果をもとに相談者が希望する未来や、望む姿に近づくためのアドバイスを行います。
 
「霊」は、文字どおり霊的な力を用いて占う占術のことであり、ほかの占術と併せて総合的に鑑定する占い師もいます。
スピリチュアルな占いであることから基本的にはどのような相談にも対応可能な占い師が多く、
その的中率に関しては占い師の力量や能力によって大きく左右されるともいわれています。